
6.内容等
(1)コンピューティションとイヌメレーション
「計算する」という言葉に、calculate,compute,count,enumerateなど、少しずつ微妙に違う使い分けが必要なことが、自然科学を研究教育する上で、重要であることをいろいろな事例を示してわかりやすく平易な言葉で講演を行った。
説明された事例の一部を紹介すると、
1+2+3+・・・・・という計算は、countの世界であり、calculateでもcomputeでもない。それを逆数にした調和級数1/1+1/2+1/3+・・・・・となると、countの機能を超えて、calculateとなるとのこと。
この他にも、いろいろな問題を取り上げて、calculate,compute,count,enmerateのどの数え上げの方法をとるべきかを説明した。
(2)ケモメトリックスの現状とソフトウェア
ケモメトリックス(計量化学)の定義から始まり、化学研究の分野でどのような手法として活用されているかを、あらゆる方面から説明した。さらに国内外におけるケモメトリックス関連の学会、研究会、ワークショップ等の研究活動の現状を説明したほか、現在利用できるソフトウェアをリストアップし、個々の機能・特長を解説した。
最後に、講師が現在研究しているテーマにおけるケモメトリックス研究の成果を紹介した。
前ページ 目次へ 次ページ
|

|